猫背姿勢はデメリットと姿勢改善のための簡単ストレッチについて紹介
こちらの記事で猫背姿勢はデメリットと姿勢改善のための簡単ストレッチについて解説していきます。
現代社会の中で、日々PCやスマートフォンに向き合うとこが多いはずです。その中で知らず知らずのうちに猫背になっていませんか?
皆さんの中でも
「猫背の治し方を知りたい」
「猫背を治す簡単なストレッチはないのかな?」
と悩みを持っている方もいらっしゃると思います。
「猫背の自覚はあるけど、この姿勢が楽だしな…」とついつい猫背になっている方に知っていただきたのが、猫背はデメリットだらけです。それなので、この記事では猫背のデメリットとおすすめの簡単なストレッチについて紹介します。では早速解説していきます。
目次
1.猫背とはどんな姿勢か
2.猫背チェック方法について
3.猫背によるデメリット7つ
(1)肥満なりやすい
(2)老けて見える
(3)肌荒れしやすい
(4)むくみ、たるみ
(5)肩こりの原因になる
(6)腰痛の原因になる
(7)頭痛の原因になる
4.猫背になる原因2つ
(1)長時間のPC、スマホ
(2)運動不足
5.猫背のための簡単ストレッチ7選
(1) 寝ながらできるストレッチ
(2) 胸と首をストレッチ
(3) 体を反らしてストレッチ
(4) 椅子を使ったストレッチ
(5) オフィスでできるストレッチ
(6) タオルを使うストレッチその①
(7) タオルを使うストレッチその②
6.まとめ
1.猫背とはどんな姿勢か
まず、「猫背」とはどういった姿勢かというと、背中が丸まっていることや、うつむいていることなどをイメージされる方も多いと思いますが、重要なポイントは顎が前に突き出ていることです。
特に多くの方は背中を丸めたままPCの画面を見ていると思いますが、そうすると自然に顎が前に出てきてしまいます。こういった猫背を「スマホ猫背」「IT猫背」などと言うそうです。今の現代人はこういった態勢に自然となってしまう環境にいます。
2.猫背チェック方法について
では実際に猫背かどうかがわかる、わかりやすいチェック方法をお教えします。
まず足を壁につけて、そこからお尻、腰、背中、頭といった順番に壁につけていきます。頭が離れてしまう人は、どこが壁についているかで体の丸まりを判断してください。
普通の腰のカーブでは、腰と壁の間にてのひらが1枚程度入るはずです。
3.猫背によるデメリット7つ
皆さんもご存じだとは思いますが猫背は悪い姿勢です。こちらでは猫背が生むデメリットについてご紹介します。
(1)肥満になりやすい
猫背の人は太りやすくなると言われています。本来使うはずの腹筋や背筋を使わないので代謝が悪くなり、脂肪がついてしまうこともあります。それに加え、顎を突き出す姿勢のせいで顎の皮膚がゆるみ、二重顎になりやすくなります。二重顎は見た目にもすごくインパクトが出てしまいますので、ぜひ改善したいですね。
また、楽だからといって体のどこかに体重をかけすぎると、骨盤が歪み、内臓の位置が下がってお腹が出てしまう原因になりますので注意が必要です。
(2)老けて見える
猫背の人は、実年齢より5歳ほど上に見られてしまうとも言われています。見た目的にも 疲れてそうだったり、暗そうなイメージに見せてしまいます。特に女性に顕著な印象だそうです。
(3)肌荒れしやすい
猫背と肌荒れなんて関係あるの?って思われる方もいらっしゃると思いますが、実は肌にも悪影響を及ぼしています。背中が丸くなると内臓が圧迫され、負担をかけている状態になります。そうして内臓疾患や便秘を引き起こし、老廃物が体内にたまり、肌荒れの原因になってしまうとされています。
(4)むくみ、たるみ
猫背の姿勢のままでいると血液やリンパの流れが悪くなり、むくみの原因になります。更に、顔の筋肉である表情筋は背中の筋肉が引っ張りあげているものなので、背中の筋肉が衰えると顔のたるみの原因にもなります。
(5)肩こりの原因になる
人の頭の重さは約5~6kgと言われています。 体は常にそのくらいの重さのものを支えている状態なので、支える角度が違えると更なる負担が肩にかかっていきます。前かがみになればなるほど肩甲骨も前に出て、肩甲骨と肩甲骨の間の筋肉が引っ張られ、その張りが「こり」としてでてきました。
(6)腰痛の原因になる
猫背になると上半身の重心がずれてしまうので、腰の関節に負担がかかって腰痛にもなりやすいとされています。また、腹筋や背筋を使わない状態だと筋肉は衰え、いざ重いものを持とうとしたときなどに腰痛になってしまう可能性が高まります。
(7)頭痛の原因になる
首回りには重要な神経がたくさん通っています。猫背になってその神経たちが圧迫されてしまいます。そうなると慢性的な頭痛の原因になってしまいます。頭痛のほかにも、耳鳴りやかすみ目、イライラ、ストレスを感じるなど様々な不調が引き起こす原因になります。
4.猫背になる原因2つ
なぜ私たちは猫背になってしまうかというところですが、人間はそもそも丸まりやすい生き物です。生まれた時の赤ちゃんや老人はどうしても背中が丸いですよね。この丸まった背中をピンと張らせるために背筋が存在します。現代人はこの背筋が仕事をしていないということです。では、猫背になってしまう原因を詳しく見ていきましょう。
(1)長時間のPC、スマホ
これが現代社会で一番猫背になってしまう原因だと思います。デスクワークでの仕事が増えたのでしょうがない部分ではありますが、長時間PC(特にノートパソコン)やスマホを使用することでうつむいて顔を前の方に出してしまうと、猫背になってしまいますね。できるだけスマートフォンは目の高さに保ち、ノートパソコンではなくデスクトップを使うようにすることをおすすめします。
(2)運動不足
筋肉の衰えは猫背に直接的に繋がります。正しい姿勢を保つには筋肉が必要なのです。また、血行不良は筋肉の柔軟性なども奪ってしまうので、運動して代謝を良くしておくのも必要です。
5.猫背のための簡単ストレッチ7選
こちらでは猫背解消のためのストレッチをご紹介します。自宅やオフィスでもできる簡単なストレッチですので、ぜひチャレンジしてみてください。
(1) 寝ながらできるストレッチ
ベッドや布団の上で寝ながらできるストレッチです。
① 仰向けにねる
② 左脚はそのままで右脚だけ立てる
③ 腰をひねるようにして右脚を左へ倒し、左手は右脚の膝の上にのせる
④ 右脚はそのままで頭を右側に倒す
⑤ ④の体勢で深呼吸を3ほど回行う
⑥ この動作を3セット行う
⑦ 終わったら左右の脚を入れ替えて行う
(2) 胸と首をストレッチ
胸を開いて首の前側と顎の下を伸ばすストレッチです。
デスクワークやスマホを長時間使用したあとなどにやってみましょう。
このストレッチのポイントは腰が反らないように気をつけることです。
① まっすぐ立つ
② 体の後ろで両手を組む
③ 胸を開く
④ 両手を組んだまま腕を上げる
⑤ 上を向いて首の前側と顎の下を伸ばす
⑥ ⑤の状態のまま3~5回深呼吸する
(3) 体を反らしてストレッチ
体を反らせるストレッチです。
呼吸を止めないことを意識しましょう。
初心者の方はかかとをつかむのが難しいと思いますので、まずは体を反らせるだけから始めてみてください。
① ヨガマットなどを床に敷く
② 膝立ちの姿勢になる
③ 体を後ろに反らす
④ 手でかかとをつかんだ状態の体勢になる
⑤ 10~15秒を目安にキープする
⑥ この動作を2セット繰り返す
(4) 椅子を使ったストレッチ
このストレッチは椅子に座って行うストレッチです。
椅子とクッションがあればできるストレッチなので、仕事の合間などにもおすすめです。
① 体と椅子の間にクッションなどを挟んで浅く座る
② 両足を肩幅くらいに開き、両手は太ももの上に置く
③ 背中を反らせて両腕をハの字に広げる
④ 首、胸、お腹が伸びていることを確認する
⑤ 10~15秒程度キープする
⑥ この動作を3セットほど繰り返す
(5) オフィスでできるストレッチ
壁を使って行うストレッチです。寝て行うストレッチではないので、場所や周りを気にせずに行えますね。
① 壁から約30cmぐらいの位置に立ち、壁のほうを向く
② 肩幅くらいに足を開いて両腕をまっすぐ上げる
③ 手のひらを壁につける
④ 両腕と胸を壁に押し付けるようにして背中を伸ばす
⑤ ④のとき、お尻の位置が下がっていないか確認する
⑥ ④の体勢を5~10秒程度キープする
(6) タオルを使うストレッチその①
こちらはタオルを使った胸のストレッチです。
胸や肩、腕の筋肉が伸びているかをしっかり確認しながら取り組んでみてください。
① タオルを持って肩幅くらいに足を開いて立つ
② 体の後ろで両手を使ってタオルの両端を持つ
③ 胸を反らせてタオルを持った両手をゆっくり上げていく
④ ③の状態で頭もうしろに傾ける
⑤ ④の状態を10~15秒程度キープする
(7) タオルを使うストレッチその②
こちらはタオルを使って首の後ろを伸ばすストレッチです。
デスクワークで疲れたときなどにもおすすめです。
① 椅子に座る
② 頭のうしろにタオルを回す
③ タオルの両端を持つ
④ タオルの両端をゆっくりと前下に引っ張る
⑤ ④の体勢で10~15秒程度キープする
6.まとめ
皆さんいかがでしたでしょうか?猫背よるデメリットを理解いただけたと思います。
現代社会において猫背になってしまう確率は非常に高いです。
それなので、今回お伝えしたストレッチをしっかり行って、猫背を改善していきましょう。
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