何もしたくない気持ちになる原因と楽になる方法
なぜか何もしたくない時ってありますよね。
自分でもなぜなのかわからず、どうしてもやる気が出ない。
やることはあるのに何もしたくない。
どうしてそんな気持ちになるのでしょうか?
そんな時どうすればそこから抜け出せるのでしょうか?
目次
何もしたくないって悪いこと?
何もしたくない原因ってなんだろう?
何もしたくない時の対処法と考え方
無気力状態から抜け出す方法
まとめ
1.何もしたくないって悪いこと?
「何もしたくない」という時は誰にでもあります。
でも、そんな辛い時なのに「何かしないと!」と焦りや不安を抱えてさらに疲れたり、辛い気持ちになったりします。
何もしたくない時は精神的にも身体的にも疲れているのです。
「疲れた」「寝ていたい」というのは怠けているのでも甘えでもなく、それだけ頑張った証拠です。自分を褒めて、心と身体を休ませてあげましょう。
そして、何もしたくないという原因を見つけ、自分に合った対処法を探してみましょう。
2.何もしたくない原因ってなんだろう?
何もしたくないのには原因があるかもしれません。
それには精神的・肉体的な原因が考えられます。
自分でも何が原因かわからなくても、よく考えてみるとどれか当てはまることがあるかもしれないので見てみましょう。
〈精神的原因〉
原因1:ストレスが溜まっている 原因2:仕事や勉強、人間関係がうまくいかない 原因3:同じことの繰り返しで単調な毎日になっている 原因4:やること、またはやりたくないことが多すぎる 原因5:大きなことをやり遂げた後に燃え尽きた気持ちになる 原因6:趣味がない。なにをすればいいのかわからない 原因7:引っ越し、転職などで環境の変化があり、慣れない |
ストレスや悩み事が解決できない、または解決出来る見込みがないと、心理的に今の状況から逃げたい、この場から消えたいと思い、喪失感で何に対しても「無気力」になってしまいます。
また、目標を達成したり、大きなことをやり遂げたあとに燃え尽きた感じになり、心にぽっかり穴が空いたようになり、何もしたくなくなることがあります。
これを「燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)」といい、子育てを終えて独り立ちした人や、長く携わった仕事が終わりを迎えたり、目標としていた大会などが終わった人などに陥りがちなケースでもあります。
また、周りの環境が変わってしまった時も、なかなか慣れないと前の状態に戻りたい気持ちが強くなり、何もしたくなくなってしまいます。
〈肉体的原因〉
原因1:身体に不調がある 原因2:短期間で体力を使い果たしてしまった。 原因3:休みがなく、疲れが取れない 原因4:生活が不規則になっている 原因5:女性は生理前のPMSという可能性も |
身体的な疲れも、何もしたくない原因になります。
体力が短期間で精魂使い果たしたという時や、身体的な不調で物理的に動くのが辛く、何もしたくないという状態になってしまうことがあります。
また、睡眠不足が続いてもモチベーションに繋がる可能性もあります。
女性の場合、生理前は何もしたくないと感じることがよくありますが、その症状が強いなら生理前3~10日くらいに精神的、身体的に起こるPMSという症状が考えられます。
逆に、精神的な疲れも身体的な不調を引き起こすため、精神面での不調が原因で体調を崩すこともあります。
心の疲れも身体の疲れも切っても切り離せないつながりがあるのですね。
3.何もしたくない時の対処法と考え方
「何もしたくない」と思った時の原因を精神別、身体別に大きく分けてお伝えしましたが、今度はそれぞれの原因にあった対処法を考えてみます。
精神的な疲れで何もしたくない場合の対処法
精神的なことが原因で辛く、今の状況から逃げたい、消えたいと感じているのなら、当然ですが、心を休ませることが一番大事です。
何もしたくないときは「何かしないと」と焦らず、今は充電期間と割り切りましょう。
今日は休む日と1日決めて、その日は好きなものを食べたり、好きなだけ寝たり、好きなことを好きなだけしてみてはいかがでしょうか。
その日だけと決めて徹底的にダラダラしてみるのも「手」です。
精神的な原因におすすめの方法を少しご紹介しますね。
・ゆっくりお風呂に入る
・アロマを炊いてみる
・コメディ番組を見る
・友達に連絡してみる
・軽い運動をしてみる
肉体的な疲れで何もしたくない場合の対処法
肉体的に疲れているときはまずはしっかり身体を休ませることです。
身体を元気にするためにも食事にも気を遣い、時間を決めて効果的に身体を休めましょう。
また、生活のリズムを崩さないように夜更かしをして睡眠不足にならないようにしましょう。
肉体的な原因におすすめの方法はこちらです。
・3食きちんと食事を摂る
・シャワーで済ませず湯船につかる。
・しっかり睡眠をとる。
・スマホやPCを見ない時間を作る
・身体を動かせない自分を認めてあげる
・PMS(月経前症候群)の症状と感じたら医師や専門家へ相談する。
何もしたくないときの楽になる考え方
何もしたくないのは精神的にも肉体的にも疲れている状態です。
それ以上頑張ってもさらに辛くなってしまうだけです。
今まで頑張りすぎたことの表れなので「今までよく頑張った!」と自分を褒めて自分に優しくしてあげましょう。
4.無気力状態から抜け出す方法
何もしたくないのにそんな自分が嫌だと感じてさらに自己肯定力を無くしてしまう状態になるとなかなか抜け出せなくなってしまうことがあります。
無気力なときに急に元に戻ろうと頑張っても空回りしてしまうのです。
自分のペースでできることから取り入れてみてください。
方法1:1日1つだけ目標を作ってやってみる
1日一つ、出来そうなことを目標にして行動してみるのはどうでしょうか?
達成感を味わうことが目的なので「誰かに会う」や「10分運動をする」など簡単なことで構いません。
「今日も目標がこなせた。有意義な一日だった」と思えるだけで少しずつ自信を持てるようになります。
目標がこなせたら自分を褒めてあげてください。ご褒美を用意してみるのもいいでしょう。
方法2:どうしてもやらなければならないことをメモする
やることが多すぎて疲れてしまう人は小さなことはとりあえず省いて、どうしてもやるべきことだけ紙に書きだしてみましょう。
紙に書くことでわかりやすくなり、頭の中も整理できてすっきりするでしょう。
方法3:体内時計を整える
体調が悪いとさらに気持ちも沈んでしまうものです。
食事をきちんと摂り、夜更かしをせずしっかり寝て朝の光を浴びてください。
体内時計を整えると前向きな気持ちになりやすいのです。
方法4:何も考えずにできることをやる
急いで何かをしようとせず、とりあえずできることから何も考えずに手をつけてみてください。
といってもこういった症状の人は考えすぎてしまうタイプの人が多いようですので、負担になるような仕事や作業をするのではなく、簡単な読書やパズルなど、楽しくて無理しせずできるようなことをしてみましょう。
方法5:どうしても無気力から抜け出せない場合は医師や専門家に相談する
どうしても無気力から抜け出せず、何もしたくないという状態が続くようなら自分だけで何とかしようと無理をしてはいけません。
心療内科など専門の医療機関に相談しましょう。
なかなか行きづらく感じるかもしれませんが、案外、診察してもらって薬を処方してもらうことで、楽になるケースもあります。
5.まとめ
何もしたくないときは誰にでもあります。
それは決して怠けや甘えではなく、頑張りすぎた結果なのです。
間違っても上手く動けないからといってそんな自分を責めてはいけません。
なのでそんな気持ちの時は充分に自分を甘やかして癒やしてあげてください。
そして焦らず、人に任せられることは人に任せて、出来る範囲で疲れをとりましょう。
そうすることで少しずつ前向きになり、何もしたくないという状態から向け出せることが出来るでしょう。
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